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官能小説 肥満熟女の園
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2011年10月11日より開始を致しました
肥満熟女の園、ブログ「倶楽部養豚場」。

看板官能小説「倶楽部養豚場」も第二十五話まで漕ぎ着きました。
うん、二十五って私的には凄い数字。

ただ、名前のある登場人物がいまだ二名で、ここまで舞台の移動もほぼ無し。
とても無駄にダラダラと進んでいます・・。
二十三話に登場した鼻フックもまだ装着できていません。
次回・・んー次々回くらいに装着できるはず。頑張れ。

やりたい事とかもあるのに、斉藤和枝(45歳)、黒田松子の両名が
自分勝手に動いてしまうのが悪いのですね。うんうん。
・・いえ、はい、違うのはわかっています。

ああ、松子さんの年齢が決まってもいない。
和枝さんよりも年下がいいなー・・って事で四十三歳に決定。
女子高生換算で、和枝さんが高三の時に松子さんは高一ですね。

小説の冒頭にイメージが掴みやすいように写真を入れてみる試み。
なかなかぴったりという写真が無くて大変です。
肥満熟女のカテゴリーの中だけで探すのは限界。
・・ごまかし・・ごまかし。

写真が無いならイラストで代用してみようコーナー!ぱふぱふぅ
もとい、劇画にインスパイアされて描きました。
小妻容子氏、最高♪
H231227
ちょっと未来の斉藤和枝(45歳)図。
・腋毛処理禁止。(彼女のチャームポイントを育ててあげるのも勤め)
・陰毛大胆カット。(剛毛過ぎておまんこが見えないとのクレームで・・)
・起立時爪先立ち強要。(豚だから人間と同じ姿勢はダメだもんネw)

さて、今年も残りわずか、
皆様お風邪などおひきなさりませんよう。
(全裸で年を跨ぐ和枝さんは確実にひくでしょうが)
来年も良いお年を。

豚カツ
025.jpg

斉藤和枝のドス黒い左右の乳首を爪で弾いた黒田松子の手は、殴った手の方が痛いとはまるで違うが、ジンジンとするその余韻も消えぬうち、次に和枝の鼻へと伸びてきた。
一瞬鼻を弾かれると思った和枝は首をすくめて身構える。
簡単な動作だが、それだけでも肥満熟女は肩や乳房、二の腕などの肉が中央へ寄り集まり、外へ張り出しながらも凝縮する。
四十五歳にして少女の様な恐々と怯える瞳。
その姿にはコケティッシュな愛嬌が垣間見えるだろう。
像の皮膚の様な肘の皺と共に。

「ふふ 焦らないの。ただのマッサージよ」

松子の顔が和枝の顔に迫る。
顔と顔が拳一つ分の距離。
和枝の鼻が変形する様を観賞するには正に特等席を陣取った松子。

ぶにぶにっ

鼻フックを着けるにあたっての鼻へのマッサージが開始される。
それは鼻を柔らかくしてフックで傷が付かないようにするための工面。
和枝はそう思ったからだろうか、素直にマッサージを受けた。

ぶにぶにっ

もちろんその意味もある。
しかし側面として、鼻を柔らかくすることで、鼻フック装着時に鼻の穴を極度に広げる作用も見込まれるだろう。
松子はむしろそちらの目的からマッサージを行っていた。

「ふぁ・・ぁぁ・・ぁ、ぁぁ・・」

和枝は鼻を弄られることで吐息をもらした。
揉み押されて鼻の形が変わる度に、吐息の音にも微妙な変化が生まれる。
松子の指が鼻先を扱く動きになった頃、吐息は喘ぎに変わっていた。

「ふふ・・デカい鼻だこと。まるでペニスね。このまま弄り続ければ本当に射精するんじゃないかしら。よくも今までこんないやらしいデカ鼻を人前に丸出して生きて来られたものねえ」

「ぁぁ・・恥かしい。ハァ・・ そんな恥かしい事は、お願い・・言わないで下さい。・・ぁぁ」

和枝は下目使いで自分の弄られる鼻を見た。
鼻も間抜けなら、寄り目となる表情もまた間抜けだった。
近すぎて焦点が合わず何重かにブレて見える鼻。
一計を案じ片目を閉じれば、像はぼやけず自身の鼻のありようが毛穴まで見て取れた。
強く摘まれるとブツブツと角栓が化粧の表層から突き出してくる。
それが指の腹で捏ねられ鼻に塗り込められると、テカテカと脂ギッシュに輝きだす。

「恥かしいのは貴方の鼻でしょう?」

松子は舌なめずりして行為に没頭した。
ああ、何時間でも弄っていたい、飽きのこないデカ鼻だろうか。

「ふぉおっ・・ んほぉおー・・っ!」

突然呼吸が苦しくなった和枝は口を大きく開け深呼吸をした。
その分、喘ぎ声も大きくなる。
原因はすぐに判った。
和枝の鼻の穴に松子が人差し指を挿入したためだ。
弄られ過ぎて柔らかくなると同時に感覚が少々麻痺し掛けた鼻は、ことのほか容易に他者の指を飲み込む。

「あらまあ簡単に入ったわね。・・こんなに鼻がデカいと、鼻糞をほじるのもさぞ楽なのでしょうねえ。ちょっと羨ましくてよ」

松子は鼻の中で指を回し内側を擦る。
マッサージの甲斐があって和枝に痛みは無い。
ただ鼻が異常に熱い。

「んああ嫌ぁ・・ 鼻・・糞、だなんて・・、そんな・・」

鼻糞をほじったことが無い人間がいたとして、その場合、その人間の鼻の中はさぞ鼻糞が詰まり汚い事だろう。
街を歩く人々の鼻の穴から鼻糞がこんにちはしていない以上、だれもが鼻糞をほじっている事実がある。

だが事実なら公表して良いというものでもない。
世の中にはタブーがあり、特に女性にそれは多い。

女性の身でありながら禁に踏み込んできた松子だが恥じる様子はない。
和枝も鼻糞という言葉を口に出し続いてみたが、それだけですら恥かしくて身体が震える。
松子が恥かしがる必要がないのは当たり前だろう。
目の前に、人に鼻糞をほじられ悶える、肥満豚熟女がいるのだから。

「やっぱりデカ鼻で鼻糞をほじるのが簡単なものだから、それこそしょっちゅう穿っているのねえ・・、指先に引っ掛からないわよ・・鼻糞。 周りに誰もいない時にはすぐにグリグリ穿ってるんでしょ?。あは ほじるのも容易だけど、デカい鼻の穴のせいでホコリや排気ガスを人より吸い込んで、普段いっぱい鼻糞を量産してそうだものねえ」

松子は人差し指に続き、隣の穴へ中指も突っ込んだ。
鼻の穴は人間と動物に共通して一人ないし一匹に二つだけだ。
肥満豚熟女も例外にない。

「ふごおォっ!」

二つの鼻の穴を塞がれた和枝は呻き呼吸を吐いた。
もちろん鼻が塞がれているので口からだ。
鼻が熱くなっている為か、口腔に溜めていた息もまた熱い。
焼肉の残香も乗る強い唾液臭を孕む熱風が松子の頬を撫でた。
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024.jpg

だらしくなく垂れた柔らかな乳房の一部でありながら色素沈殿しきった先端部だけが強固に突き出し自己主張をしていた。
そんな我の強い乳首を頭打ちされるかのように爪で弾かれてしまった斉藤和枝は腰を捻じり悶えた。
その姿はあたかも踊っている様子と例えてもよいだろう。
腰を捻れば、右腰に一度は集まった脂肪の膨らみが左腰へと波打つように移動する。
肉山のウエーブ。
それは無駄な肉を蓄え、さらには垂れ伸びた皮膚を持つ肥満熟女にしかできない芸当だ。

「はぁんんぁアァっ!」

疼く乳首を撫で癒そうと震える手を向かわせた和枝であったが、自分の指が乳首をかすめた瞬間、またも吐息を漏らしてしまう。
和枝の想像を超えて身体は、乳首は敏感になっていた。

和枝の乳首を弾いた張本人である黒田松子は薄笑いでその様子を見ていた。
腹踊りというものがあるが、松子から見る和枝の姿にはそれに近しいものがあった。
乳首を目玉としてヘソの穴は口だ。
特別なボディペイントを施さなくとも、肥満熟女の乳房から腹部にかけては人の顔の様にも見える。
腹部の横へと食み出した肉が、丁度ふくよかな頬肉を造形し、腹顔自体もまた所有者同様に肥満を成していた。
表情の豊かな腹顔は、和枝の悶えに合わせ刻一刻と表情を変える。

しばらくして腹顔の表情が乏しく落ち着いて来た頃、それは和枝の乳首の疼きが平静さを取り戻して来たことを指し示し、ここで松子はようやく和枝に言葉を掛けた。

「こんなに乳首を敏感にさせていやらしい人ねえ。・・そんなに興奮して・・。うふふ、原因はやっぱりこれえ?。待望の鼻フックといったところかしら?。・・その様子だと、これまで頭の中では何度も着けたのでしょう?・・鼻フック」

松子は手から垂らした鼻フックを振り子の様に揺らした。
いつの間にか和枝は揺れる鼻フックに視線を集中させており、松子の思惑通りに目玉を鼻フックに合わせ左右へと動かしている。

「ぁぁ・・、は、はい。こちらの倶楽部を知ってからは・・、倶楽部の女性会員の皆様の姿に自分をダブらせて・・。」

「ホームページに載せた豚達の写真ね。・・それで、同じ様に自分も鼻を吊られて豚面になった事を想像しながらオナニーしていたんでしょう。・・毎日?」

「はい。・・一日三回くらいオナニーしています。・・多いと五回くらい・・」

自分で言った言葉が恥かしい。
和枝は鼻フックの振り子による催眠術に掛けられてしまったかのような気分だった。
自分でも、自分の恥ずかしい秘め事をこうも容易く他者に打ち明けてしまえた事が意外でしかたない。

和枝は人に打ち明けられない恥かしい秘密を多く抱えた肥満熟女だ。
言わずもがな、肥満である事と熟女である事へのコンプレックス。
過去にこの事を人に話すときには、笑い話のように喋り誤魔化して来たが、実にコンプレックスの深部に限っては人に話した事はない。
剛毛や腋臭を代表とする身体の悩み。
四十五歳でいまだ処女である事。
性欲の強さと異常な趣向。
これら秘密は、相手が肉親や縁者であればこそなお話せない秘密だった。

和枝は揺れる鼻フック越しに松子を見た。

松子は今日が初対面の他人だ。
これから深い関わりを持つとしても、和枝のこれまでの生き様は彼女の知らぬところである。
彼女は和枝と同じ肥満熟女であり、そして如何わしい倶楽部のオーナーとして和枝の異常さを受け入れられるキャパシティーが感じられる。
全てを曝け出してもよい、それで拒絶をされない人物に初めて出会えた和枝は、自分の本心を隠す必要がなかった。
むしろ本当は恥かしい秘密を誰かに打ち明け、聞いて欲しかったのだ。

「こんなに爛れたグロおまんこを持って来ておいて・・五回じゃきかないでしょう。・・六回も七回もしているわよね」

「ハァ・・ぁ、・・はい。一晩中弄っている事もあって・・、途中で回数がわからなくなります」

「あはは、お利口よ和枝さん」

松子は和枝の前に手を差し出した。
人差し指を曲げて親指に引っ掛けた形。
OKのサインに似ているが、和枝の正面には親指の爪が見え、角度が違う。
人差し指自体に力が篭っていることが見て取れ軋んでいる。

「・・ぁぁぁ・・」

和枝にはずぐに松子の意図が読み取れてしまった。
先ほど同様に「お利口」という単語が使われた事も要因だが、そのために肉を波打たせ踊ったばかりである。わからない方がおかしい。

「ほら・・、どうしたのよ」

松子の手が和枝の顔から少し斜め下へと動いた。
和枝はゴクリと唾を飲み込み、自分の左乳房を両手で抱え松子の手の方へと差し出す。
その行為に松子は笑みを作ると、力を溜めていた人差し指を、それを掛け抑えていた親指から外した。
人差し指が勢いよく飛び出し、和枝の左乳首を弾く。

ピシッ!

「あひぃィィンッ!」

右に続き左。
和枝の、黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙のイボのある肥満豚熟女の勃起乳首が、膨れ飛び出た乳輪ごと、ジンジンと嬉しそうに脈打った。
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023.jpg

「これがなにか解るわよね?」

黒田松子は楽しげに机から取り出した物を斉藤和枝にかざして見せた。得意気な笑みでジャジャーンという効果音が聞こえてきそうだ。

「・・・?」

知っていて当然という松子の口振りに反し、見せられた和枝にはそれが何なのか解らなかった。

和枝は今を熟女とする長い人生の中で、性行為に関連する事柄をまったく経験して来ていない。それ故に性的な好奇心は強く、知識だけは非凡にあるはずなのだが本番での役には立っていない。
仮に此処が馴れ親しむ自室であり、初対面の熟女性を前に全裸で秘部を晒すという状況下でもなければ、あるいは簡単に答えを導けるのかもしれない。
先端に鉤状の金属が付いた細いベルト。
目を凝らしてみたが、それ以上にもそれ以下にも形容できない。

和枝のいまひとつの反応に対して松子はベルトを上下に揺する。
すると鉤状の金属同士がぶつかり合いチャラチャラと音が鳴った。

「んもう。和枝さんはこれがなにか知ってるはずよ」

松子は自身の鼻の頭に人差し指を当て、眼鏡のズレを直す要領で上へクイッとあげて見せた。
鼻の穴が正面で広がり、まるで鼻の穴がそれと正対する和枝を見捉えている様に変形する。

「!? ぁぁぁ・・」

松子のジェスチャーでようやく器具の正体に気付いた和枝は声を震わせ呻いた。
同様に身体も震えだす。
松子の言葉通り和枝はそれをよく知っていた。
ただ言い訳をすれば、和枝はそれが展開し人に装着された形だけを知っていた。

「これをハメたくてうちに来たくせに気付くのが遅いわよ。 そう、今のままでも大きくて立派な鼻だけど、これを付けるともっともっと美人になれちゃうって優れものよ」

和枝は倶楽部養豚場の存在を知るきっかけとなったテッシュ広告を思い出す。
そして更に興味を持つ事になった倶楽部のホームページ。
和枝と同じ様な肥満熟女達の鼻にはこれと同じ器具が装着されており、誰もが苦しそうな表情の奥に喜びが見て取れた写真群が脳を過ぎる。

松子は器具を弄びながら眉を上げ和枝に返答を促した。

「は・・鼻・・フックです」

和枝の声は小さかったが、松子の頷く様で耳に届いた事が解る。

「大正解」

相手に伝わった時点でジェスチャーの必要性も無くなるはずだが、松子による卑猥なジェスチャーは尚も続いていた。
これ見よがしに鼻を押さえ鼻穴の深淵を和枝に晒し見せている。
和枝は松子の顔を見ようとするのだが、どうしても視線が豚の様な鼻へといってしまい、見ている方が恥かしくなり顔を背けるを繰り返している。

「うふふ セックスも知らない和枝さんが鼻フックは知っているなんて面白い話ね。一応言っておくけど、他所の人が聞いたら大笑いよ。・・変態ってね」

松子は鼻を広げたまま和枝の前へ回り込んだ。
そして顔を向かい合わせる。
他所の人が見れば大笑い。松子も変態と呼ばれるだろう。

「・・ぅぅ」

松子は巧みな位置取りをしてくる。
本来二人の身長差はあまりないのだが、少々腰を屈める事で頭半分低くなるとアゴを突き出し和枝を見上げてくる。
部屋の照明を鼻の奥へまで引き込み、鼻毛の有り様までもを見せ付けて来るのだ。
肉襞が起伏を成して奥に続く鼻の穴は、どこか禍々しくもあり、粘液の艶を帯び猥褻な照りを放っている。

真正面からそれを見せられる和枝は、顔を背けられない代わりに目を泳がせてしまう。
それでも、松子の鼻腔の魅力に負け、視線をその位置で何度も止めてしまっていた。

「あら変態って部分の訂正はしないのね。ふふ、自覚があるのは良い事だわ。 それじゃあ変態の和枝さんにわざわざ鼻フックの使い方を聞くのはヤボかしら?」

松子は湿って鼻息で和枝の前髪を揺らしながら笑うと静かに鼻から指を離した。
十二分に鼻を吊られる魅力を伝え終えたと確認したからだ。
まだ鼻には吊っていた時の違和感が残っているのだろう、頬を動かし鼻の筋肉をほぐす。

「・・・鼻フックは・・、ぁぁ・・、鼻に引っ搔けて吊る道具で・・、鼻の穴が広がります。・・ぶ、豚を・・豚らしくしてくれる道具です」

和枝は恥かしさのあまり下唇を噛み締めた。
そして恥かしさで興奮している自分にも気付き、更に下唇へ前歯を食い込ませる。

「お利口よ和枝さん」

和枝の興奮具合は当人でなくとも気付く事ができるものだ。
異常に尖った乳首が乳輪ごと飛び出している。
全身からヌルヌルと油分の多い汗が噴出してもいる。
和枝の酷い体臭で麻痺しかけている松子の嗅覚でさえ、和枝の体臭が更に強くなった事が感じ取れる程だ。

松子は和枝の乳首を指で弾いた。
相手が巨大な乳首であれば狙いを付けずとも見事にクリーンヒットする。

ピシッ!

「あァッひぁあァァっ!」

和枝が押し殺していた吐息が一気に漏れ出る。

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奪われた着衣の権利。
生まれて初めて人間の基本的な権利の一つを取り上げらてしまった斉藤和枝には、裸を他人に見られる恥かしい気持ちと情けない気持ちのほかに、心細く落ち着かない気持ちが渦巻いていた。

そんな和枝の心情などお構いなく、次に髪留めとイヤリング、細いネックレスとが取り除かれて行く。
この時まで和枝にとって髪留めとは、髪を纏め仕事の能率を上げる事を目的とした道具であり、貴金属に至っては年相応に周りに合わせ身に着ける物のはずだった。
まさかそれらが取り外されて行くたびに、自分の人権が侵害されていく思いを味わうなど思ってもみなかった事だ。

「髪をおろした方が若く見えてよ和枝さん」

黒田松子は和枝の髪留めを外し髪を撫で下ろすと世辞を言う。
確かに背中に垂れた艶のある黒髪は和枝を歳よりも若く見せるのだろう。
しかし、素っ裸で熟れ崩れた肉体を晒す和枝にその微妙な効果はさほど期待できない。

「これも外すわよ」

松子は和枝の返事を聞かずに眼鏡へと手を掛ける。
和枝に最後に残る人間の証明。
人と豚との境界部分に知性の象徴がくるとは皮肉が効いていた。

「メガネも・・ダメなのでしょうか?」

和枝の視力はそれほど悪くない。
和枝にとって眼鏡は、視力を補う事よりもむしろ企業人としての制服といった意味合いのほうが強い。
だが和枝は仕事から離れたプライベートでも眼鏡を掛け続けて来た。
習慣と言えばそれまでだが、習慣となった理由こそは実に些細な事だった。

以前、和枝がコンタクトレンズに切り替えた際に、周囲からやれ男ができたと冷やかされた経験がある。
眼鏡姿が定着した者が眼鏡を外すと周囲が要らぬ勘繰りをするものだ。
事実男ができたのであれば和枝はそのままコンタクトレンズを愛用したかもしれない。
しかし実際には男の影もない独り身の和枝。
和枝は事実無根な事で冷やかせるのが嫌であったし、また、自分が周囲へ嘘を付いているような申し訳ない気持ちにもなり眼鏡愛用者へと戻った。

「ダメと言うか、邪魔になるわよ・・絶対に」

松子は和枝の眼鏡を外し顔を覗き込む。
眼鏡は、既に他者と相対する際の身体の一部といってもよい物だ。
他者に裸体を晒す事に慣れていない和枝は、同じく裸顔を晒す事にも慣れていない。

「メガネの印象が強くて今まで気付かなかったけど、こうして見ると和枝さんは鼻が少し大きいかしらね」

「え!?」

和枝の鼻には眼鏡を乗せていた鼻パットの跡が残っている。
ファンデーションもそこだけ剥がれているので輪をかけて目立つ肌の張りを失った熟女には軽率な二つの楕円。
松子は和枝の鼻の跡を指の腹で撫で、ファンデーションを引き伸ばし整えてやる。

鼻が大きい。
和枝にとってその指摘は初めての事であり戸惑う。
ただ、まったく身に覚えが無くもない。
自分の顔の中で一番嫌いな部位は鼻だった。

「メガネを外したがらなかったのはそのせいだったのね?」

和枝は言葉を失う。
意識していた訳ではないが、もしかしたら深層心理が働き、知らず眼鏡に用途以外の依存をしていたのかもしれない。
レンズという防壁で俗世と自分とを断絶していた和枝は、これから裸眼で現実を更に直視していかなければならない。

「ふぅん・・、それほど目は悪くないのね。・・マニアックなうちの男性メンバーにはメガネが良いという人もいるけど、和枝さんは美人なのだしメガネで顔を隠していてはもったいないわよ」

松子は和枝から取り外した眼鏡をかざし見てレンズの度が低い事を確認し微笑む。
これから倶楽部養豚場の奥へと歩を進めるに際して、眼鏡を外したら何も見えないというのでは困ると考えたからだ。
松子の危惧は早い段階で取り除かれた。

「そ、そんな理由で掛けていた訳ではありません。・・それに、美人なんて・・」

和枝は眼鏡フェチという異常性癖の話題よりも、松子が自分のことを美人と称した事に気恥ずかしさを感じた様だ。
(痩せたら)美人。(若ければ)美人・・。
和枝が稀に美人と言われる場面では、必ず一呼吸の間が開けられて来たのだが、松子は間を開けずにサラリとその言葉を口に出したためだ。

「本当に自分に自信がないのね和枝さんは。・・ふふ、けどそれが肥満熟女の魅力でもあるわ」

松子は和枝の髪の毛を掴み後ろへと引っ張った。
少々乱暴だ。

「ああっ・・ん・・!?」

和枝の顎が上がる。
肥満ゆえに二重アゴ気味であった和枝の皮膚が伸びアゴ先が尖る。

「安心なさい。 美人と言われると違和感があるのでしょう? 美人は確かに誉め言葉だけど、此処での最上級の誉め言葉は『豚』だから。 ・・この言葉なら素直に受け止められるでしょう? あははっ」

和枝は首を動かせない為、目玉を動かして松子の顔を、松子の目を見た。
そして松子の視線が自分の鼻の穴を見据えている事に気付いた。

「だって、さっきは鼻が大きいと・・」

「・・・鼻の穴の中を見られている事に気付いたのね。さっきよりも鼻の穴が広がっていてよ?。 こんな恥かしい穴を覗かれて興奮してるだなんて和枝さんはいやらしい人ねぇ。 ・・ふふ、豚の鼻みたい」

松子の言葉が事実であれば、和枝の鼻は大変に褒め称えられた事になる。
しかし和枝の身体を震わせたのは、褒められた気恥かしさや、まして嬉しかったからではない。
純粋に恥辱からだった。

「ところで、鼻が大きいと不美人だと誰かが決めていて?」

和枝の鼻の穴がまた大きく広がった。


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