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官能小説 肥満熟女の園
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両手を壁につけ両脚を広げ前傾の姿勢。
この場合の壁とは鏡であり、斉藤和枝はそこへ映り込む無残な豚面の肥満熟女と掌を合わせ一体化した。
もとより映り込む像とは和枝本人に他ならず一体化もなにも同一人物である。
しかしこれまで、和枝の心の一部分は頑なに、目の前の鼻フックを着け見るも無残にひしゃげた顔の持ち主が自分自身である事を認めようとはしていなかった。
実に無駄な足掻きだ。
そんな和枝の自尊心を嘲笑うように、和枝と同じ動作を経て掌を合わせて来た鏡の中の豚。
和枝と鏡の中の豚が一緒に眉を下げ八の字とする。
度重なるシンクロの名の事実を突き付けられ、もう壁一面の鏡面が映し出す現実を全面的に認めるしかなかった。
この豚は自分だと‥。

「ああ・・ハァ、私は・・、和枝は豚・・なのね」

和枝のガラスの心に亀裂が走り音を立てて砕けた。
もちろんそんな内なる音を聞いたのは和枝本人だけだった。
それにも関わらず、現実世界の鏡の方は、汚く下品極まる豚を映しながら亀裂が走るでもなく、その醜過ぎる有様に砕けるでもなく悠々とそびえ、和枝の心よりも頑強な高度を誇ってみせる。

「そうよ。和枝さんは豚よお」

和枝にその姿勢を強要したのは、和枝の背後で尚も楽しそうに笑う黒田松子だ。
彼女は和枝の足を蹴り広げガニ股とすると、髪を掴んで前へと押した。
結果として和枝は、鏡に対して庇い手を余儀なくされる。
庇い手が無ければ潰れた鼻が鏡に衝突して更に潰れてしまった事だろう。

松子は和枝の何度も繰り返す自問自答に飽きず付き合って来ている。
今まで何人もの豚熟女を見て来たが、一様に同じ事を付き合って来た。
倶楽部養豚場に出会う前の彼女等が、それまでの長い期間を人間のフリをして生きて来たのだから、豚と人との間を揺れ動くのは仕方のない事だ。
この先もきっと、何度も豚である事を再自覚する場面があるだろう。
松子は笑った。
その場面こそが松子の好むものであり、それはきっと和枝もまた好むである場面だからだ。

「豚鼻に鼻糞を蓄えた四十五歳の肥満豚熟女。んふふ・・滑稽が過ぎるわよお和枝さん。・・それで、これからどうするう?。 私の目の前で、そのでっかい鼻の穴に指を突っ込んでホジホジ鼻糞をほじって見せてくれるのお?w」

それは的確な指摘であり、和枝は自分の立場を既に目で見て認識しながらも、耳で聞き再認識させられた。
だが、年齢と体型は和枝当人の問題だとしても、鼻糞の原因は松子にあるはずだ。
彼女が途中で放棄した、鼻のマッサージと称する中途半端な鼻ほじりが為に、鼻の穴の中で転がり束ねられた粘液の滓が鼻糞という塊になったのだ。
しかし松子の笑い声に後悔や罪悪感という類の感情は微塵も感じ取れない。
逆に優越感が度が過ぎる程にたっぷりと感じ取れる声色であった。

そして蓄えるも鼻糞は左右の穴に見られた。
それでいて左右で質と量ともに異なり、その不均等さが、バランスの悪い和枝の肉体から生み出された老廃物の有り様として頷けた。
左の鼻の穴の鼻糞は、小さな球体を成しながらも表面を岩石に似せ、形状からすれば容易に転がり出てきそうなものであるはずながら、その性分も岩石に似たとみえ頑固に篭城を決め込む。
右の鼻の穴の鼻糞は、水気に富み手足を伸ばすと表面積を稼いでもいたし、その手足の先はしっかりと鼻毛の根を掴み、鼻息の気流で落下傘にみる膨らみを作っては萎んでいた。
穴に岩に落下傘とくれば、和枝の鼻の穴がメキシコのサン・ルイス・ポトシにある世界最大級の縦穴ゴロンドリナス洞窟にも見えて来るだろう。
スカイフィッシュで有名だ。
深さ400メートル。
和枝が立たされる恥辱の深度としてもあながち大袈裟ではないかもしれない。

「ああ・・、それだけは・・どうか、許してください」

鼻フックで吊られる事は非日常の羞恥。
人前で鼻をほじる行為は日常における羞恥。
和枝は無意識に羞恥の種類を分けており、前者は夢うつつに誘うもので、後者は現実に引き戻す類と線引きをしていた。
半分は諦め、きっと松子の見ている前で鼻をほじらされるのだと思っていた和枝に対し、松子は意外にも即答で彼女の望みを聞き届ける回答をして来た。

「いいわ。許してあげる。・・だからもう、私の前で鼻をほじってはダメよお?」

「!?」

和枝は自らの軽率な発言を後悔した。
人前で鼻をほじくる行為を免れたものの、その結果鼻糞の問題は解決を見ない。
松子は和枝の願いを聞き入れる形を取りながら、実に巧みに和枝を追い込んでくる。
そして此処へ来てからというもの、和枝は松子の視線を感じなかった事がない。
故に彼女の前ではと銘打ちながら、実のところ自ら鼻をほじる行為自体が余すところなく禁じられ、自らで鼻糞を処理する手段を失った形だった。

「・・ッ、あ、あの・・。・・鼻糞を採っては頂けないのでしょうか?」

和枝は鏡越しでも松子の顔を見れる位置にありながら、あえて振り返り松子に自分の情けない顔を見せた。
鼻腔に鼻糞が見え隠れするのも承知だ。
和枝にできる事は、自らの情けなさを露呈し、相手に慈悲を乞う以外になかったからだ。

「あらあら、そんな事を人に頼むのお? それって自分で鼻をほじるよりよっぽど恥かしい事ではなくって?」

もちろんだ。
和枝が小動物の様に身体を震わせるのは、小動物と同じ恐怖の理由からではなく、羞恥心が悲鳴を上げている事に他ならない。
そして身体の震えは、前屈の為に垂れぶら下がった巨大と言うよりは縦に長い乳房をまた揺らした。
その乳房にして隠し切れない縦にも横にも大きな腹肉もまた揺れ、鏡の中と外で踊っていた。

「ふふ、答えはNOよ。 本当はほじり出してあげて、親指と人差し指で弄って糸を引く様を貴方に見せてあげたのは山々なのだけど・・、これだと貴方のお願いを続けて二つ叶えてあげる事になるでしょう?。 確かに私は優しいけど‥、過保護になり過ぎてしまうのよ、豚の躾とするならね」

確かに松子は優しい女性だ。
豚の望みをただ叶えるのではなく、その躾までも考慮している辺りが実に優しい。
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顔の皮膚の下には、表情というコミュニケーションを担うきめ細かな筋肉が走っているのだが、その筋肉が面の皮ごと顔面の中心点に集まって来ている事が分かる。
中心点は言わずもがな鼻という部位。
だがコミュニケーションツールは一部破損し機能不全となりながらも、その機能が完全に停止している訳ではなかった。
喜怒哀楽を相手に伝える事もできる。
ただし、喜びの表情は卑猥な笑顔となり成り果て、怒りの表情はただただ滑稽で笑いを誘い、哀しみの表情は無様で惨めにして更に慰みを受ける羽目に、楽しいという表情に至っては気が狂ったかの様に相手に受け取られてしまうかもしれない。
目は口ほどにものを言う・・ということわざがあり、鼻の存在がないがしろにされているが、実のところ鼻が正しい形状でないだけで人はものを語ることもおぼつかない。
しかしその状態でありながら、ある部分では元の素顔をも上回る感情表現を行うこともできる事実も記そう。
それこそが淫らな感情表現。
淫猥な表情となると逆に表情が豊かとなり、余すところなく、それこそ本当は相手に知られたくない部分までも伝える事ができるのだ。

斉藤和枝は生まれて初めて鼻フックを装着していた。
生まれて初めてという台詞、四十五歳の年齢を考えれば、和枝の皮下脂肪総量ほどに重い。

和枝は震える手で自らの突っ張った頬を撫でたあと、豚の様にひしゃげた鼻へと触れてみた。

「んおぉ・・おぉ・・」

普段眼鏡を愛用する和枝は、愛用していない者に比べれば自らの鼻に触れる機会が多い。
定位置から下がりズレてしまった眼鏡を掛け直す時がそれだ。
その和枝が思わず声を漏らした。
鼻フックで上へ吊られ、更に左右に広げられた鼻は、形だけの変化に留まらず感度をも増しているためだ。

「顔がおまんこみたいでしょう和枝さん。貴方が触れた鼻がクリトリス、そして口が膣になるかしらあ。・・だとするば和枝さん、貴方の顔まんこは随分と歪で、貴方の汚まんこ程に見れたものでないわね」

そう言って黒田松子は、和枝の顔を覗き込みながら、陰唇に喩える厚い唇を指で擦った。
和枝がまた呻く。

「自分の顔がいまどうなっているか気になるわよね。 いいわ、見せてあげる」

松子は和枝の顔の前から身体を退けた。
今まで砂かぶり席にあった松子の顔が離れた事で和枝の視界が広がる。
長らく自分と同じ肥満熟女の顔を見詰め続けた和枝には遠目がボヤけ気味にもなるが、鏡に映る自分、豚の身体の上に豚の顔が乗る惨めな自身の姿が飛び込んで来る。
大雑把で女性的なラインがディフォルメ強調されたかのような肉体に対し、大袈裟に自己主張する鼻の穴が奇妙な調和を生んでいた。

ファンタジーの世界でならば、こちらの問い掛けに対する答えを映し出す鏡や、未来を予知したり過去を記憶する鏡など様々にあるのだが、それらは現実世界の鏡ほどに残酷な物ではない。
ただの鏡は、目の前にある事実のみを反射しているだけに過ぎず、そこに映る事がどんなに酷い内容であろうと、覗く者は今現在進行形である事実として受け止めねばならないからだ。
和枝の顔面の有様は、当人の予想を上回り、醜く無様だった。

「ハァ・・ああ・・ こんな顔、惨め過ぎるわ・・。みっともないっ・・なんて、なんて恥かしい女なのオォっ!」

和枝は目の前の豚面に吐き捨てたのだが、磨き抜かれた鏡は映る像のみならず声までも反射する事ができるとみえ、自らの自らへの罵倒で乳首は膨張し更には硬化した。

「違うでしょ和枝さん。この場合『なんて恥かしい豚なの』が正解よお」

松子は和枝の背後に取り付き、汗でヌルつく腋の下へ腕を通すと、和枝の垂れた乳房を補整する様に揉み上げ、先端で尖る乳首を摘んで扱き転がした。

「んあっ! そ、そうです。私は・・恥かしい豚です。ハァぁ・・もっと、もっと辱しめて、豚としての喜びを与えて下さい・・」

途端に和枝は悶え出す。
誰に指図された訳でもなく、まるで警察官に背後から拳銃を突き付けられた犯人の様に頭の後ろで手を組むと、腋下から茹だる濃厚な牝香を振り撒きつつ乳房を弄ばれる事に興じた。

「和枝さんが恥かしい豚だなんて事は、貴方を初めて見た時から・・、いいえ、電話で貴方の声を初めて聞いた時から判っていてよ? 鼻フックで豚面にしてもらってから自覚するなんて遅すぎよおw」

松子は和枝から開いた腋の下へ鼻を寄せ、腋臭を楽しみつつ笑って言った。
そんな松子の様子は鏡で和枝にも知れるところ。
恥かしい腋臭を嗅がれているのだと意識して、更に腋の下がヌルつきベタついていく。

松子は更に和枝に身体を密着させると、ぐいぐいと押し、和枝を鏡の方へと押し出した。
二人の肥満熟女の肉体はそれぞれ起伏に富み、その二人が身体を合わせると凹凸が合致し隙間を埋める。
それはあたかも動物パズルの隣り合うピースの様に、その位置で合わさる事が自然であるがごとく、不自然な肥満体躯にして納まりの良い密着だった。

「イぁっ!?」

鏡に対し一歩、二歩。
近付くだけ自分の豚面の細部まで拝む破目になる和枝。
そして和枝は鏡に程近くなると何かに気付き顔を伏せた。
上目遣いで怖々と鏡を伺っている。

「あはは ようやく気付いた様ねえ。何だって遅すぎよお和枝さんは。 ほおら、恥かしいのが大好きな豚なんでしょうが、ちゃんと見なさいっ!」

松子は和枝の髪の毛を掴むと力任せに引っ張りあげた。
その結果、髪の毛に同化する鼻フックのベルトまでも引き絞られる形となり、和枝の鼻の穴が更に深刻に吊り上げられる。

「ひいぃイィんっ!」

松子の口振りは、和枝当人より先に、この事に気付いていたと言うもの。
和枝は、帰宅してからスカートのファスナーが開いていた事実に気付いた様な羞恥に襲われる。
自分では気付いていなかった恥かしい事を相手には知られていた。
その事に対しての警戒は抜け落ち、振舞っていた事すらも羞恥の一部だ。

「ふふ 豚の鼻の穴の奥に何が見えて? 言ってごらんなさい」

鏡の中で和枝の顔と横並ぶ松子の顔は満面の笑みだ。
対して和枝は、鼻をフックで吊られる無様な顔はもちろん、今にも泣き出し許しを請う様な情けない顔を晒している。

「ぅぅ・・、・・鼻・・糞・・。 鼻糞が見えます」

絞り出す和枝。
彼女の目に、自らの鼻腔の奥にへばり付き鼻毛に絡まる粘液の滓が映る。
それも片方の穴に限らず、両方の穴の奥にそれはあった。

奇しくも先の鼻ほじりの恩恵が広げられた鼻腔の奥底に表れていたのだ。
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「ふごっんヒィいぃいぃぃぃッ!」

人間にあるまじき叫び声をあげたのは斉藤和枝だ。
それも当然、彼女は人間であって人間でない。
豚なのだから。

「あら、いい声で鳴くのねえ」

原因は和枝と同じく肥満熟女である黒田松子にある。
彼女は飛び切りの笑顔で指先のベルトを手綱の様に操った。
しかしそれは間接的な原因。
直接的な原因は、和枝の肥満な肉体、自分一人が全裸となるぞんざいな処遇、それに続き彼女を更に豚にせしめんとする金属の小さな鉤状フックの存在に他ならない。
それ自体は小さな小さな器具なのだが、効果は見るも無残に彼女の顔面を崩し豹変させていた。

鼻フック。

鼻の穴が吊られ、広がり、捲れていく。
それこそ和枝が喉を鳴らし待ちに待った待望の時。
感極まり喜びに涙しながら咆哮しても致し方ない。

「流石は四十五年物の豚だわ。 誰に教わるでもなく、既に豚としての発声が完璧じゃないさあ。 独りで弄って絶頂く時にもそんな声を出しているんでしょう。 ご近所の人がびっくりしてよ。・・どこで豚を飼っているのかってね」

「!?」

顔面に痛烈な痛みを覚える事など稀な事。
女性なら特に。
それ故に、和枝の叫びは無我夢中の、それこそ無意識の叫びだっただろう。
その指摘を受けるまでは・・。

(・・私・・叫んでいたの? ・・それが、その声が・・豚に・・似ているの?)

自分の叫び声が生豚に酷似しているなど思いもしていなかった和枝だが、鼻が捲れる痛みが唐突に過去の記憶をフラッシュバックさせる。
それはある日、自宅マンションの玄関先で、隣に住む主婦と行った世間話の風景。

『・・・でね、最近はいろんなペットを飼う人がいるのよね。うちのマンションはペット禁止でしょう。でもどうやら、どこかにブタを飼ってる人がいるみたいなのよ。 ・・! あ、・・と、そろそろ夕飯のお買い物に行かなきゃ・・』

隣の主婦は、肥満体質の和枝を前にして豚という単語を使ってしまった軽率に気付き、逃げるように会話は中断した。
和枝としては、その気遣いこそが心外だと思ったエピソード。

だが、自分の叫び声が豚的だと人から指摘された今、隣の主婦が和枝に気を遣いそれ以上の会話を続けなかった事はあながち間違いではなかったと言わざるを得ない。
隣の主婦が、近所でブタが飼われていると思った原因は正に和枝にあり、和枝が自宅オナニーで絶頂する際の発した声をブタの鳴き声と勘違いした為だった。

「あああああ・・・」

和枝は今現在の状況と、過去の状況、双方の羞恥に板挟みされた。
穴があれば入りたい心境。
とは言え、いくら和枝の鼻の穴が人のそれより大きく、更には鼻フックで広げられようとも、和枝自身の肥満肉体を捻じ入れるには無理があるだろう。
和枝は自分の豚さ加減に気付かされる。
それと同時に、自分が我を忘れ性的行為に没頭できる場所が酷く限られ、その一つが倶楽部養豚場に他ならない事を認めた。

「あらまあ、鼻の穴を吊られて豚面を晒すのがそんなに嬉しい?。 あはは凄い顔よ和枝さん。 んーでも、まだ余裕があるかしら、・・この豚だったらもう少し無理ができそうねえ」

松子はここでも熟練の技術を見せた。
その視線は鼻フックで無残に変貌していく和枝の表情を見据え薄笑い、片手の手探りのみで鼻フックを操り器用に装着させ引き絞る。
残る片手は、身体を逃がそうとする和枝を自分側へと引き寄せる為に使う訳だが、その手段と言うのがクリトリスを摘んで引っ張るというものだった。

「ふごォっ ふんゴおォ ・・ぁぁ・・ 嬉しい・・です。 豚の様に扱って頂いて、は、恥かしいのに・・興奮してしまいます」

痛みと羞恥でどうにかなってしまいそうな和枝は涙混じりに答えた。
それには、認めてしまえば羞恥から開放されるとの思いもあったのだが考えが甘かった。
認めてしまった事への羞恥が加算されただけ、和枝は自らの卑しさに身体を振るわせる。
醜く肥え更には垂れた肉体が戦慄く。
輪を掛けて醜い、広げられた鼻の穴から熱い吐息が漏れる。
それよりも醜いのが、和枝自身の恥辱に飢えた性根だった。

「ふふ、そうね。凄く興奮してるのが・・あは、手に取るように解るわよ」

松子は指先で挟む和枝のクリトリスを摘み直し、勃起具合を改めて確認した。
時折和枝が鼻を庇おうとしてついつい顔へ手を伸ばそうとする。
すると松子は和枝のクリトリスを捻り上げる。
クリトリスに走る痛みにより、和枝の手はそこで止まり、今度は股座へ伸びようとする。
その次の瞬間、鼻がよりフックで吊られてしまう。

二兎追うものを体現し、手を右往左往している内にどちらも庇えず。
結局のところ手は、鼻と陰核を結ぶ線の中間である乳房の位置で、藁も掴めず、手の平を広げたまま停止するを余儀なくされてしまった。
お手上げの状態だ。
無抵抗というのは、相手の行為を邪魔しないに留まらず、相手の行為へ助力しているに等しい。
自ら進んで屈辱を受け入れた和枝の姿は、実に滑稽で惨めな豚に見せた。

「和枝さん。私に豚の鼻を見せつけたのは分かるけど、もっと顎をお引きなさい。フックが外れてしまうでしょう?。 そう、みっともない・・二重アゴができる位にね」

松子は和枝のクリトリスを強く捻り上げた。

「ふっぎぃいッ! も、申し訳、あ・・ありませんーッ・・ぁぁ・・」

哀れ和枝はクリトリス一つを弄ばれる事で、その挙動を操作されていた。
首を引き喉元に肉を寄せると、カエルの様に喉肉が膨らむ。
その分だけ鼻穴のキワに金具が食い込む。

「貴方のお豆だけど、大きくて摘み易いのはいいとして、垢がヘドロの様に付いているものだから、強く摘んでいないと滑ってしまうわね。 べっとべとよ」

和枝の鼻穴を目一杯に広げる鼻フックがベルトにより頭部に固定されたので、和枝の頭は鼻の穴を元に戻す以外での暗黙の束縛から開放された。
自由に動かす事ができる様になった首で最初に行った行動は、自由という単語とは正反対、首を左右へ振る否定の動作。
それは自身の陰核が汚いと比喩された事への否定ではなく、恥垢に塗れたぬるべとの陰核を持ち合わす自分自身への否定だ。

「まあ、四十五年間もおちんぽで磨かず、ドブ水みたいな豚愛液を垂らし続けて来た・・下水道の様なおまんこだからしょうがないわよね」

和枝は首を左右に振るにあたって、左右それぞれ九十度強までしか回す事ができない人体の構造を呪う。
心情としては首が捻じ切れてしまうまで振り、自分の人生をも否定したかった。
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「んふう 私は嘘が嫌いなのよお。だから先に、正直に言っておくわね。鼻フックに恋焦がれられている和枝さんには、少々酷なお知らせよ」

黒田松子はいけしゃあしゃあ言ってのけた。
彼女の言う嘘が嫌いとは、きっと自分が嘘をつかれる側のときを限定しての事だろう。

「な、なんでしょうか?」

斉藤和枝が身構えるのも無理はなり。
鼻フック自体が本来酷に分類される事柄であり、それに加え酷と宣告されたのだから。

「この鼻フックだけど、仮会員のために用意された貸し出し用なのよ。・・だから今まで何人もの肥満豚熟女たちが鼻の穴に突っ込んできた代物ってわけ」

基本的に笑みの表情を崩さない松子は、笑いながら鼻フックのベルト部分を指の腹で擦り、その指を自身の鼻へ持っていくとクンと嗅いで見せた。
すると笑みは笑みなのだが、眉間に皺を寄せ、どこか困った顔にも見て取れる微妙な笑みを作る。

「・・・っ」

聡明な和枝は、松子の言葉そして態度から、彼女の言わんとする事を理解した。
鼻フックのベルト部分は皮製であり洗う事ができない。
故に先人達の汗や涙、涎や鼻水といったものが多分に染み込んでいるのだ。
もしからした、それ以外の物もやはり染み込んでいるのかもしれない。

「中古品しかご用意できなくて、処女新品の和枝さんには本当申し訳ないわ。・・どうする?。着けるの止める?」

和枝は唾を飲み込んだ。
瞳を更に一段階、暗い光を強くする。
どうしたことだろう、鼻フックが汚らしい中古品であると知り、何故か鼓動が増してしまう。

和枝には潔癖症とは言わないまでも、汚い物よりは当然清潔な物を好む普通の感性がある。
それは、洗いたてのシーツ。真新しい下着。おろしたての靴。・・・
この際アンティーク趣味も持ち合わせていない。
なのに何故?
それは和枝が内に秘めていた、恥辱や陵辱願望に繋がる部分だったのだが、まだ常識の枠にいる和枝にはうまく消化ができない事柄であった。

「いえ・・着けさせて・・下さい」

和枝は理屈よりも感性で決意を固めた。
そのくせに、自尊心を守るべく、頭の方はまだ縋れる理屈を探して回転している。
もとより使い回しの品しか無いのだから選択の余地はないのだと。

和枝の決意の言葉を聞き、松子は笑顔で頷いた。
そしてそのすぐ後、何かを思い出した様に、目を見開き視線を何も無い天井へと向ける。

「あら、そういえば以前買っておいた新品の鼻フックが引き出しの奥にあったかもしれないわね・・。よかったわあ。ちょっと待ってね和枝さん」

松子は和枝に背を向け、机へと歩もうとする。

「ま、待って下さいっ。その鼻フックが・・、その鼻フックがいいんですっ」

和枝は慌てて松子を引き止めた。
その言葉で、松子の歩みも止まる。
いや、もともと一歩も進んではいなかった。
ゆっくりと振り返る顔に笑みを浮かべている。

「っ!? ・・ああ・・、あああっ・・・」

和枝は松子の小芝居に釣られた自分に気付いて頬を赤く染める。
もちろん釣られた事を恥じての赤面ではない。

「あらあ・・そうなの?。 こ、の、鼻フックがいいのね、和枝さんは・・」

松子は汚い物を持つように和枝ご所望の鼻フックを指先で摘んで持ち自分から少し遠ざけた。
そして笑いながらも怪訝に、声を発さずに唇を動かす。
視線は物言わぬ鼻フック。
鼻フックと交わすヒソヒソ話だ。

和江は、瞬間的に習ってもいない読唇術が使えてしまい、そして松子の次の言葉が聞こえた。

『臭くて汚いアナタがいいんですってよ・・。類友のたぐいで共感部分があるのかしらあ・・。・・そんな顔しないの。確かにあっちの鼻の穴も、臭くて汚ないけど我慢なさい・・。ベストパートナーよ、実際・・。 ふふ・・』

最後の鼻で笑う部分だけは肉声だった。

和枝は頭を振った。
たぶん松子はそうは言っていない。
ならば今の自分を辱める言葉は、自分で創作してしまった事になる。
自分から辱めを求めた事になる。
和枝は頭を振った。

松子は鼻フックとの会話を済ませ、首を振る和枝に対して『どうしたの?』と言った顔を向けていた。
その視線に気付いた和枝は首を振るのを止め、松子と向き合う。
松子はにこりと微笑んで言った。

「よかったわね和枝さん。この子、我慢して装着させてくれるってよ」
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マッサージの名を借りた他人の指による鼻ほじりは鼻糞の採取に至らないままに終わる。
ほじり手である黒田松子の指は、デカ鼻提供者である斉藤和枝の鼻腔のその奥に微かな異物を感じ取ってはいたものの、媒体が他人の鼻の穴であれば掻き出すのも容易でなく諦めざるおえないだろう。

「鼻のマッサージはもう十分かしら」

それに松子には倶楽部オーナーとしての責務もある。
進行を考えねばならない立場だ。
和枝の為にも、それに倶楽部男性会員達の為にも・・。

「ちょっといつもよりも熱が入り過ぎてしまったわ。 ふふ、ごめんなさいね」

名残惜しそうに鼻の穴から指を引き抜いた松子は、ヌラ付く指先を手首のスナップを効かせ振ると残滓を飛ばす。
残滓なる鼻汁の数滴が壁に埋め込まれた鏡に飛び散る。
接着剤に見まごう粘着性に富む鼻汁は、鏡に付着し垂れる事なくその場に停滞した。
絶壁で表面張力を維持する粘液は、レンズの役目ともなり、そこに小さく映り込む和枝の巨大な尻を湾曲し更に突き出して見せる。
松子は鏡に向かってウインクをした。

「ぁ・・ふぇ・・?」

他人の指から鼻の穴が開放さられた和枝は、重い窒息感からも開放され、鼻呼吸を再開する。
呼吸で得る新鮮な空気には、いつもとは違い、他人の身体の一部の匂いが付きまとう。
鼻を弄られ過ぎた為に奇妙は音を上げた和枝だが、それ以上に松子の奇妙な行動が気に掛かる。
鏡に向かってウインク?
それに、ごめんなさいという謝罪の言葉も、自分の頭を通り越した先に向けられている様に感じた。

「ん?」

松子は変わらぬ笑顔で和枝を見る。

(誰かが私の後ろにいるの?)

和枝の身体が強張る。
とはいえ、豊満な脂肪が硬くなる訳もなく、緩く垂れた醜い自らの裸体。

(こんな身体を・・、こんな姿を・・、他の誰かに見られているの?・・)

和枝は鼻を塞がれていた時以上に呼吸を乱した。
そして何故か胸も高鳴る。
鼻の穴はぐじゅぐじゅに爛れ熟れ、今現在のおまんこの様子を模写している様であった。

なけなしの勇気を振り絞って振り返った和枝。
そこには当然の様に、壁一面を覆う鏡に映り込む自分の姿があった。

「あはは 後ろに誰かがいるのだと思って? 鼻の穴に指を突っ込まれてブルブルお肉を震わせていた和枝さんの姿・・。残念、見物人は私一人だった様ね」

嵌められた。
松子は和枝の見ている前で、今度は鏡に向かって投げキスをしてみせた。
そして笑う。

「そんなに焦らなくても、すぐに他の人達にも見てもらえる事になるわよ。・・その醜い豚の様な身体をね」

和枝は他人の目を意識し創作した挙句に、勝手に胸を高鳴らせた自分を恥て項垂れる。
顔を伏せる和枝。

松子は音を立てずに息を吐き、そしてもう一度、和枝の鼻汁がこびり付いた鏡に向かってウインクをした。
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